アップルVS.グーグル

アップルvs.グーグル (ソフトバンク新書)

アップルvs.グーグル (ソフトバンク新書)

アップルとグーグルに詳しい二人の専門家が交互に語る。
こんな形式の本ってあんまり読んだことがなかったからちょっと新鮮でした。
どうやら二人ともアップルの大ファンらしく、アップル礼賛が続きますが、まあ僕もアップルは好きなので楽しめました。
それからiPhoneiPadの登場でスマートフォンをはじめ、ネットブック電子書籍、携帯ゲームがどうなっていくのかが語られていくのですが・・。
一つ思うことは、iPhoneが携帯電話、電子書籍、携帯ゲームの全ての機能を備えるのは無理なんじゃないかということです。
どういうことかというと、iPhoneって外出先でインターネットをするのには便利だけど、ゲームには向かないよね。というか電話するのもそんなに便利じゃないでしょ。
例えば電車の中で、何をしている人が多いかというと、携帯電話を見て、片手でつり革をつかみながら逆側の指を早く動かしている人たち。おそらくメールをうっているか、簡単なゲームをしています。
iPhoneでは、メールはやりにくいし、ゲームもやりにくいでしょ。っていうか片手だと使いにくいでしょ。
そうすると、やっぱりボタンがある今の携帯電話の形態は結構便利です。
それから、次に多いのが読書しているか新聞を読んでいる人たち。
電車の中っていうのはスペースが無いんです。新聞読んでるサラリーマンは、新聞を左右に折ってほそーくして読んでます。それに比べるとiPhoneは小さすぎて読みにくいし、iPadは大きすぎる。
最後にゲームをしている人たち。DSとかPSPを電車内でやってる人たちって相当ゲーマだと思われます。そういう人たちがiPhoneのゲームで満足できるわけがない。
ということで、iPhoneの一番の魅力はやっぱりインターネット。そして意外にインターネット好きな人ってオタクな人が多く。いまiPhoneを持っている人って、結構そういう人が多いような気がしてます。
とあくまで僕の印象です。