人斬り半次郎(賊将編)

人斬り半次郎(賊将編) (新潮文庫)

人斬り半次郎(賊将編) (新潮文庫)

これはもう中村半次郎桐野利秋)の話というより、西郷隆盛薩摩藩士の話になっている。
三国志の漫画とかを見ると、関羽張飛といった武将が槍を一振りするだけで数十人の兵士が死ぬような豪傑が現れたりするけど、やっぱり豪傑はいるんだなあと実感する。
刀と刀の対決ならばやっぱり強い人は強い。土方歳三にしても桐野利秋にしても戦場の中で異彩を放つ。
それにしても、西南戦争西郷隆盛は何を思っていたんだろうか。この本を読んでいると西郷隆盛という人は西南戦争に同意する人には思えない。