平城京

新装版 平城京 (日本人はどのように建造物をつくってきたか)

新装版 平城京 (日本人はどのように建造物をつくってきたか)

いやあ意外に面白かった。
平城京が、藤原京から遷都されてから、平安京に都が移されるまでを著者の専門である土木建築を中心に、イラストを豊富に語られる。
学生時代に710年(なんと)素敵な平城京とだけ憶えて以来、平城京の本質についてはほとんど知らなかったけど、改めて読むと面白いねえ。
今から1300年前に既にいろいろな技術があったなだなあと実感する。
法隆寺東大寺など、生で見るとそのスケールの凄さに驚愕するけど、その建築物はクレーンもコンピュータも何も無い時代に創られたことをふっと思い出すと、その驚愕はさらに倍増する。
そうだ奈良へ行こう・・・。